物件あれこれシリーズ: SFR/Condo/PUDの違いとは?
家を探し始めると、「SFR」「Condo/Condominium」「Townhouse」「PUD」と言った言葉が出てきます。日本の「マンション」「一戸建て」とはイメージが少し違うため、最初は戸惑う方も多いのではないでしょうか。
今回は物件を探す時に知っておきたい基本の分け方と、それぞれの特徴をご紹介します。
大きく分けると「SFR」と「Condo」
基本的に私たちが住んでいる住宅は、まずSFR (Single-Family Residence = 一戸建て)とCondo (Condominium = コンドミニアム)の2つに大きく分かれる、と覚えておくと分かりやすいです。
1. SFR: 一戸建て
土地と建物の両方を所有します。日本の一戸建てと一番近いイメージです。
メリット: 庭やガレージを自由に使える、リフォームの自由度が高い、HOA(Homeowners Association=管理組合)の費用がかからないことが多い
デメリット: 価格が高め、屋根や配管など、自分の所有する土地内における修繕やメンテナンスは自己責任
2. Condo: コンドミニアム
自分のユニット(室内)を所有し、建物の外壁や廊下、駐車場などの共用部分、そして敷地(土地)はみんなで共有します。つまり、建物の真下の部分が自分だけのものになるわけではなく、敷地全体の持ち分(割合)を住民みんなで分け合って持つイメージです。固定資産税の請求書にも、Land(土地)とImprovement(建物)の評価額が分かれて載っているのはそのためです。そして、HOA費用が毎月かかります。Condoの中には、見た目の違う2つのタイプが存在します。
①マンションタイプ: 日本のマンションに近く、上下左右に他の住戸があります。エレベーター、共用の駐車場、プールやジムなどがある物件もあります。
②タウンハウスタイプ(長屋型)壁を共有して横になった2階建て以上の建物で、専用の玄関や専用ガレージがあることが多く、一戸建てに近い住み心地です。ただし、サウスベイのタウンハウスはほとんどがCondoの扱いで、自分だけの区画の土地はつかず、敷地は住民みんなの共有持ち分になります。「タウンハウス=自分の土地がある」とは限らない点に注意しましょう。
タウンハウスの例(いくつかのユニットが繋がっている構造で、左右のユニットと壁を共有していますが、建物のの真下の土地は建物に紐づいている訳ではなく、コミュニティの土地の何割かを所有しているという概念)
3. PUD (Planned Unit Development)
もう一つ、物件情報で見かけるのがPUDというタイプです。見た目はタウンハウスや戸建てに似ていますが、自分の区画(土地と建物)を所有し、道路、公園、プールなどの共用部分をHOAが管理します。つまり、土地はつくのに、HOA費用も掛かるタイプです。サウスベイでは数はあまり多くありませんが探していると出会うことがあります。
HOA費用の目安
サウスベイのCondoの物件例では、HOA費用は月に約400ドルから700ドル程度です。(築年数や規模、設備によっても異なります)ビバリーヒルズなどの高級住宅地では月に1,000ドル以上のHOA費用がかかるところも多くあります。
HOA費用に含まれるものは物件ごとに違います。例えば次のようなものがあります。
水道・下水・ゴミ収集
共用部分の維持管理、外壁や屋根の保険
ケーブルやインターネット
地震保険(含まれる物件はあまり多くはありません)
HOA費用が安いだけで決めるのではなく、何が含まれているかを必ず確認しましょう。
購入前のチェックポイント
HOA費用の内訳: 何が含まれ、何が自己負担か。
HOAの財務状況: 積立金(Reserve)は十分か。
Special Assessment(特別徴収): 大規模修繕のために、突然まとまった金額を請求される可能性はないか。
ルール: ペット、賃貸に出せるか、駐車場の台数など。
保険: Condoの場合、建物の保険はHOAが加入し、室内部分は自分で保険(HO-6)に入ります。
ローン: Condoは、個別のユニットだけでなく、建物全体(HOAの状況)も審査の対象になることがあります。
こんな方におすすめ
初めての購入の方: 予算を抑えやすいCondoやタウンハウスタイプから始める方も多いです。ただし、賃貸に出せるかなどのHOAルールは確認が必要です。
庭がほしい方・将来増築やADU(同じ土地内に立つ離れ)を考えている方: SFR
リタイア後の方: 管理が楽なCondoや、55+コミュニティ(過去の記事はこちら)も選択肢です。
物件探しで気になる点があればお気軽にご相談ください。