ソーラーパネルは家の価値を上げる?#2

前回からの続きですが、ソーラーパネル付き住宅と聞くと、「電気代が安くなる」、「お得そう」というイメージを持つ方も多いと思います。しかし、実際物件を購入する場合、ソーラーパネルがついているからこそ確認すべき点があります。

まず、最も重要なのが、そのソーラーパネルが誰の所有物かということです。

カリフォルニアの住宅でよく見られるのは、

  1. 売主がソーラーパネルを所有しているケース

  2. ソーラーパネル会社とのリース契約やPPA(Power Purchase Agreement) 契約が残っているケース

この2つは、家を購入する際、バイヤー側にとって意味合いが大きく異なります。

既にオーナー側で所有されているソーラーパネルであれば、特に契約を引き継ぐことはないため物件購入後はそのまま使用できます。このタイプは電気代の削減というメリットが分かりやすく、バイヤーにとってプラスに評価されやすい傾向があります。

一方で注意が必要なのが、システムのリース契約やPPA契約が残っているソーラーパネルです。(PPAとは、電力の購入契約のことで、設置業者や開発業者が顧客の敷地に太陽光発電システムを無料で設置して、開発業者は発電された電力を通常は地元の電力会社よりも低い固定料金で顧客に販売するシステム。契約終了後、顧客は契約を延長したり発電システム自体を購入することも可能)

この場合、

  • 毎月の支払い義務が発生する

  • 契約期間が10年から20年以上残っている可能性もある

  • 条件によっては契約の引継ぎが必要

という点を理解して物件の購入の判断をする必要があります。

実際、毎月の支払いが別にあると後で知ったケースも珍しくありません。

また、ローン(Mortgage)審査の段階でソーラーパネルの契約内容を金融機関に提出する必要もあり、審査やクロージングが遅れる原因にもなりかねません。そのため、ソーラーパネル付きの物件に出会った場合は、最低限以下の3点を確認しましょう。

  • ソーラーパネルは所有か、リースか、PPA契約か

  • 毎月の支払額と残存期間

  • 契約の引継ぎの有無

これらを事前に把握しておくだけでも、思っていた条件と違った、というリスクを大きく減らすことができます。

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