ロングビーチの”heavy fixer”向け物件視察レポート Part1
あるロングビーチの一角。
先日、大きなヤシの木が並ぶ、「ザ・カリフォルニア!」という雰囲気の通りにある一軒家を視察してきました。
道路が広いのも好印象
2年ほどかけて改築した家が完成、年末に晴れて売却となり、次のリノベーション候補になるかもしれないという期待も少しありました。
この物件の説明文の冒頭は、”Calling all contractors and investors - rare heavy fixer opportunity”
この一文からも分かる通り、いわゆるTurnkey (鍵を回せばすぐ住める家)とは真逆の物件です。外観はかろうじて「家」ですが、中は荒れていて、割れた窓ガラスはベニヤ板でふさがれているような状態でした。(むしろそのような状態の家こそ大歓迎)
家を見る前に必ずチェックすること
どんな物件にも共通しますが、家そのものを見る前に、周辺環境のリサーチは必須です。
周りの家はどんな状態か
道の広さ、舗装状況
ゴミが落ちていないか
路上駐車がぎっしりか
窓に鉄格子が付いている家が多いか
前庭の芝生はきちんと管理されているか など
物件写真は今回のような要リモデル案件を除けばどれもきれいに撮られているもの。当たり前ですがみんな物件をきれいに見せようと必死です。でも、実際に行ってみないと分からないことは本当に多いです。
ロングビーチという街(市)のサイズ感
ちょっと補足の説明をしておくと、ロングビーチ市と一口に言っても、サイズ感がピンとこない方も多いかもしれません。面積的には、神奈川県の川崎市とほぼ同じ規模。ただ、人口密度は川崎市の方が圧倒的に多く約3倍。南カリフォルニアはロサンゼルスダウンタウンエリアを除いて高層ビルがないのでゆったりとした印象を持つ方も多いかもしれません。位置的にはロサンゼルス空港(左上)から30~40分の距離。私の住んでいるトーランスはその間に位置しています。
薄く色がかかっている部分がロングビーチ市。太平洋に面しているロングビーチ港は西海岸最大の港の一つなので世界中から巨大コンテナ船が集まっておりそのあたり見学するだけでもおもしろいです。
そしてそしてこれはどの街にも言えることですが、ロングビーチ市の中でもエリアによって特徴はさまざま。繁華街、落ち着いた住宅街、注意が必要なエリア。ビバリーヒルズでさえ、場所によって雰囲気が違うのと同じです。
周辺相場のチェックも重要
周辺環境と合わせて重要なのが、最近そのエリアでどのくらいの価格で家が売れているのか。ロケーションというのは家の値段を左右する最重要ポイント。どんなに大きくてきれいな家でも、周りの家、環境が追い付いていなければ、相場以上の価格がつくことは基本ありません。
今回の物件周辺は、立派なヤシの木が並び、明るい雰囲気、各家はそんなに大きくはないものの、きれいに保たれている、周辺の売買価格も悪くない(リノベーションが終わって販売する時もその価格と同程度または+αで売れそう)という、リサーチ情報だけを見ると悪くない物件かなと思いました。そして現地視察へ。(次回へ続く)