Smoke Alarm と Carbon Monoxide Detector の違いとは?カリフォルニア住宅の設置ガイド

家の安全対策、できていますか?

火災や中毒を防ぐために欠かせないのが Smoke Alarm(煙探知器)と Carbon Monoxide Detector(一酸化炭素探知器)です。でも、この2つって何が違うの?どこに、どうやって設置すればいいの?

今回は、カリフォルニア州の住宅におけるルールとともに解説します。

まずは基本から:それぞれの役割

Smoke Alarm(煙探知器)

  • 何を検知?
     火災による煙(スモーク)を感知して警報を鳴らします。

  • なぜ必要?
     就寝中など、火の気に気づけないタイミングで煙を感知し、命を守るためです。

Carbon Monoxide Detector(一酸化炭素探知器)

  • 何を検知?
     無色・無臭の有毒ガス「一酸化炭素(CO)」を検知します。

  • なぜ必要?
     暖房機器やガス機器の不完全燃焼などで発生し、気づかぬうちに中毒死するケースも。煙のように目に見えないため、専用の検知器が必須です。

カリフォルニア州での設置ルール - 2025年現在

Smoke Alarm の設置義務(CA州建築基準に基づく)

  • 各寝室の内部

  • 各階ごとに少なくとも1台

  • 寝室の外側(廊下など)にも1台

  • 天井または壁の高い位置に取り付けるのが基本

Carbon Monoxide Detector の設置義務

  • 各階に最低1台

  • 寝室の近く、または寝室とリビングの間の廊下などに設置

  • 燃焼機器(ガスストーブ、暖房など)が寝室内もしくは付随のバスルームにある場合は寝室内に設置

📌ポイント:新築だけでなく、既存の住宅でも販売・賃貸のタイミングでこれらの設置が義務付けられています。

設置のコツと注意点

  • バッテリー式 vs ハードワイヤー式
     新築住宅はハードワイヤー(電気配線)式+バッテリーバックアップが必要。既存住宅は電池式でもOKな場合があります。

  • 定期的なテストが大事!
     月に1回、テストボタンで動作確認を。電池は年1回交換、機器自体は10年ごとの交換が推奨されています。たいていの機種は電池残量が少なくなるとピーピーと音が鳴ります。

購入時のチェックポイント

  • UL(Underwriters Laboratories)認証マークがあるもの

  • 統合型(Smoke & CO両対応)も便利

  • 音量や通知機能(アラート音+光)があるか確認

最後に:安全は日常の積み重ねから

火災も一酸化炭素中毒も、「ある日突然」起こるもの。
でも、正しい場所に正しく設置すれば、命を守る確率は格段に上がります。
まだ設置してないな、という方は、この機会にぜひご自宅の安全を見直してみてくださいね。

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